薄毛・抜け毛は非効率なエネルギー代謝も原因してるかもしれませんよ？

愛知県江南市にある完全プライベート鍼灸サロン
治療室nozomi（のぞみ）の上田です。

薄毛に悩んでませんか？

薄毛や抜け毛などの原因は、なかなか特定はできないと思います。

よく言われる原因としては、

血液循環が悪い
男性ホルモンの影響
皮脂が多い
頭皮の緊張
遺伝
ストレス
食習慣
生活習慣
シャンプーやヘアケア用品のケミカル

などなどいくつかあります。
どれも原因としてはあてはまるでしょう。

私は頭髪の専門家ではありませんが、この中で一番影響が大きいと思うのは、シャンプーやヘアケア製品に使われる化学物質だと思っています。
化学薬品というのは生物にとってほとんどの場合は毒です。
その毒は皮膚から浸透し体に害をあたえます。
毛根がこの影響を受けるのは想像に難くないでしょう。

よく言われている経皮毒の部位別吸収率としては。

頭皮(3.5)
ひたい(6.0)
ほお(13.0)
背中(1.7)
手のひら(0.83)
性器(42.0)
足のうら(0.14)

これは前腕内側を1.0とした場合の比率です。
女性の生殖器のような粘膜は特に吸収率が高いですね。
あと概ね顔も高いですが、毛穴の大きい頭髪も高くなっていますね。

この辺りを変えない限り、薄毛に効くと言われる手法をやっても変わらないと思います。
いくらミノキシジルとかAGA治療をしても所詮は対症療法ですから、仮にうまく薄毛を解決できたとしても、止めればまた薄毛に戻ると思います。

もう一つ、上記の事以外で考えられる薄毛の原因があります。

それはエネルギー代謝！

最近はエネルギー代謝のネタばかり書いているので、ここでもエネルギー代謝からみた薄毛という観点で書いてみたいと思います。

生命体にとって生きるうえで一番の重大事項は、

「死なない事」です。

どんな苦境に陥ってもありとあらゆる手段を使って命を生かそうとします。
死んでしまう状況というのは色々ありますが、戦争や事故や病死を除けばたいていは食料がなくなった時の飢餓が原因です。
飢餓というのは体にとって大きなストレスなのです。

今でこそ飽食の時代でとりあえず何かでお腹を満たすことだけはできます。
しかし人類の長い歴史のほとんどは、飢餓との闘いだったようです。
元々それがデフォルトなのか、体も飢餓を前提として作られているようで、飢餓に対する体の防御システムは幾重にも備わっています。
逆に飽食に対するシステムはあまり備わっていない。

体はエネルギーで動くので、その材料となる栄養が入ってこなければエネルギーは作れず生きてはいけません。すると体は次の手段として自分の脂肪や筋肉を分解しエネルギーを作り出すことになります。
かといっていつまでも自分の身体を分解する訳にもいきません。死んでしまいますからね。
なので体は優先度を決めて一番命に関わる重要な器官に対して優先的にエネルギーを回し効率化をはかります。

生きるために最重な器官といえば「心臓」と「脳」です。
逆に命と直接関係の薄い器官にはエネルギーは回りませんので、その器官は一時的に機能を止めるしかありませんね。だからハードトレーニングが必須な女子アスリートのように、長期的に体が極度のストレス下に置かれると生理が止まったりするわけです。
命に直接関係しない生殖器官にはエネルギーを回さないのです。

そこで毛髪。
毛髪は生命維持には全く関係ありませんね。
体が長期的に極度のストレス状態に置かれると、毛根にまでエネルギーが回らないわけです。
ストレスは精神的な物ばかりではなく、偏った食習慣でもなります。
もしエネルギー代謝が悪い食習慣を続けて体が慢性的なストレス状態にあるとしたら・・・
一番生命活動と関係しない部分から機能を止めるのは想像に難くないですよね？

過度のファスティングや糖質制限、〇〇制限食的な食事法は短期的には良い場合もありますが、長期に行うと体にとっては非常にストレスです。すると生命維持には直接関係しない末端の組織から機能を止めてしまう可能性は否定できませんね。

それが原因で抜け毛と薄毛になっているのかもしれませんよ。

エネルギー代謝に関してはコチラを参考に。

人間の取説はどこにある？【その１】エネルギー代謝と糖質制限

人間の取説はどこにある？【その２】飽食なのに足りないエネルギー

人間の取説はどこにある？【その３】効率の良いエネルギー代謝が必要なわけ