体質改善プライベート鍼灸サロン
治療室nozomi(のぞみ)の上田です。
今日も甘い物についての考察です。
今日は2回目。
甘い物(糖質)の何が悪いのか?
一般的に言われている甘い物の害は?
- 太る
- 虫歯の原因
- AGE、終末糖化産物が肌のくすまと劣化をまねく
- 血糖値が上がる(糖尿病)
他にも甘い物がいけないと言われる物はありますが、ぱっとイメージできるのはこんなところでしょう。たしかにこれだけ見ると甘い物はダメと言われてもしょうがいないですね。もしメリットがあるとすれば食べた時の幸福感ですかね?
では上の4つについて詳しく見てみます。
太る
太るというのは確かにそうで、余剰の糖は中性脂肪に変換されます。中性脂肪は余った血中の糖を、訪れるかもしれない飢餓に備えて脂肪として蓄える訳だから、甘い物ばかり食べていると太る可能性が高いですね。
これは人類が飢餓と隣り合わせだった時代の名残なので、いつ食料が尽きても良いように余剰分を蓄えるのは理にかなってます。この場合は量をコントロールする必要がありますね。
虫歯
昔から甘い物を食べると虫歯になると私も言われて育ちました。
虫歯の原因はミュータンス菌がいるから、唾液が少ないから、とか言われてますが、歯垢の中に棲む菌が糖を分解し酸に変え、その酸が口腔内のpHを下げエナメル質を溶かすから虫歯になると歯科医の方のブログに書いてありました。寝る前に甘い物を食べ、歯磨きが適当なら確かに虫歯になりそうですね。でも実際には歯磨きをしっかりしなくても虫歯にならない人はならない。また蜂蜜療法では就寝前、ハミガキ後にハチミツを食べます。それでも虫歯にならないと言われています。(蜂蜜が本物である事が条件)ハチミツなんてブドウ糖と果糖の塊なのになぜ虫歯にならないのでしょうね?
AGE(終末糖化産物)
AGEはお肌のくすみやシミの原因になるとの事で、美容を気にする女性にとってはとても気になりますね。AGEはタンパク質とブドウ糖が結びついてできる糖化産物の事で、お肌の劣化とくすみを作るとして知られています。
なのですが、あの有名な資生堂さんの研究では、そのくすみの原因は糖化産物ではなく脂質の過酸化反応だとしています。これをALE(脂質過酸化産物)といいます。これがカルボニル化というタンパク質の変性を生じ、肌のくすみに大きく影響していると言うのです。
だとすれば、終末糖化産物AGEだけが悪者ではないんじゃないの?
と思えてきます。
血糖値
血糖値が高いのは糖質のものをたくさん食べたから血糖値が上がると言うのもありますが、体がエネルギーを必要としていないために、材料である血中の糖が減らず、結果的に血糖値が高くなっているとも言えます。要するに食べてばかりで全然運動をしない、頭も使わないからエネルギーの消費が少ないのもあるかもしれませんね。この他にもある事情で細胞内のミトコンドリアが糖をエネルギーに変換できなくなっているから、行き場のなくなった糖が血中を彷徨い血糖値が下がらなくなっている。というのもあるようです。
こちら関しては長くなるので次回あらためて書きます。
では甘い物の良い点はあるのか?
- 幸福感が得られる
- すぐにエネルギー源になる
- 疲れが取れる
このくらいしか思いつかない…
というかこれで十分かもしれない。
次に甘い物の種類については?
スウィーツやお菓子などの加工品した甘い物は横に置いといて、原材料としての甘い物を見てみましょう。
一番先に頭に浮かぶ甘いものはやっぱり「砂糖」でしょう。
あとは「果糖」「黒糖」「粗糖」や「はちみつ」。
「メイプル」や「アガベ」などのシロップなどなど。
他にも色々ありますが、まあこのくらいでいいでしょう。
元々自然界にあって科学的な加工をしていないものならいいんじゃないかと思います。ただ精製しすぎると糖以外のミネラルまで無くなってしまうので、やはり摂りすぎるのは良くないと言えるでしょう。
数十年前にはこの世に存在していなかった新しいタイプの糖に問題はないのか?
化学合成した合成甘味料がダメなのは言うまでもありませんが、元は天然でも人工的な加工をあれこれ施した「ぶどう糖果糖液糖」や「果糖ぶどう糖液糖」はどうでしょう?
これは1970年代後半より砂糖の代わりに開発された砂糖より甘くて安価に手に入る甘味料です。
材料にはトウモロコシが使われることが多く、そのトウモロコシは全て遺伝子組み換えトウモロコシで作られていると言われています。ひと昔前の加工食品やジュースなどには、糖に砂糖が使われていたと思いますが、近頃の加工食品やジュースに使われることは少なく、ほとんどがブドウ糖果糖液糖になっています。企業としては安い材料で同じ味にできるのなら、利益のために安く使える材料を使う。
一度、加工食品や加工菓子の原材料表示を見てみて下さい。
ぶどう糖果糖液糖のオンパレードです。
同じ種類の加工品でも、上質を売りにしたすこし高めの商品は、材料に「砂糖」が使われています。値段の安い方は果糖ぶどう糖液糖を使っているはず。
高くなるほど品質が良くて、安くなるほど粗悪。
これは食品に関しても同じですね。
このように甘い物と言っても色々な種類があるわけです。
この全てが悪ではないと思うのですが「甘い物は天然だろうが全て同じ、ダメ!」と仰る著名な医師や療法家の方々が多いのも確か。そんな中、人間には糖が必要不可欠と仰る医師や療法家の方々も居るにはいます。多くはありませんが。
確かに合成甘味料や遺伝子組み換えコーンを使い、人工的に操作してつくられたブドウ糖果糖液糖などは少量でもダメでしょう。でもなんでもかんでもダメと言うのは少し強引すぎる気もします。
だって「糖」は人間が生命維持に必要不可欠なエネルギーの材料なのですから。脳と赤血球はグルコースしかエネルギーとして使えないわけだし。
(脳はグルコースの他、ケトン体も利用できるとする意見もある)
脂肪やタンパク質もエネルギーになるとは言っても、それは食料が無い時のバックアップシステム。
デフォルトはやはり単糖類のブドウ糖と果糖のはず。
(ブドウ糖果糖液糖は別物です)
さあ、これをどう捉えるか?
この辺は一人一人が自分で調べて勉強して、自分の判断で決めていくしかないでしょうね。
では今日はこのへんで。
次は血糖値の謎について。
ではまた!
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