江南市のプライベート鍼灸サロン
治療室のぞみ
上田です。
体というのは眠っていてもエネルギーを消費します。
基礎代謝というやつですね。
これは就寝時の必要最小限のエネルギーで代謝が回っている状態で、昼間の活動時には更に多くのエネルギーを消費します。
エネルギーはハードな運動しても、過酷な労働しても、病気を治す時にも必要となるので、基礎代謝や普段の生活で消費する量よりも多くの余剰が必要です。
しかし、これには個人差が有って、エネルギー産生能力が高く余剰がたくさんある人もいれば、エネルギー産生力が低く余剰がギリギリの人もいます。これが疲れやすさや病気の罹りにくさといった形で現れます。
仮にある人のエネルギーのキャパシティが100とします。
日中の活動時を80として、眠っている時を50としましょう。
眠っている時に50使うなら100-50で余剰は50となり、昼間は100から基礎代謝の50を引いて、更に活動に使う30を引きます。すると余剰は100-50-30で20ということになります。
この「20」が通常活動時以外の怪我や病気の治癒、ストレス対応、過酷な身体活動などで使われるわけです。
これは下の絵を見た方がイメージしやすいと思います。
ただ、これはイメージであって科学的な数字では全くありません。
エネルギーのキャパシティを仮に100としたら場合に、状況次第でどのくらいエネルギーは消費されるのか?
就寝時は基礎代謝ということでエネルギー消費量は半分くらいだとしましょう。
昼間は身体活動も精神活動も活発なので、寝ている時よりも多くのエネルギーを使います。
生きていれば怪我する事もあれば病気もするでしょう。
そして薬も服用するでしょう。
飲酒もすれば体に悪い食べ物も食べます。
薬や酒の解毒、食べ物の消化吸収にもエネルギーが使われます。
更にストレスに悩まされる事もあるでしょう。こんな時も多くのエネルギーが使われます。
生きていればこれら通常の生活で使う以上にエネルギーを消費する事もあるので、エネルギーの余剰は多めにあった方がいいわけです。
もし余剰が120とか150とかある人なら、緊急事態にも余裕で対応できるでしょうが、100にも満たなかった場合には、まったく対応できないということになります。
だからといって対応できないからと生命活動を停止することはできません。
こんな時、肉体はどう対処するのでしょうか?
一つは日頃から糖の摂取をしていて、インスリン抵抗性でもなければ糖はすぐにエネルギーに変換されるので、余剰が無くなる事はないでしょう。しかし、糖質制限をしているとか、インスリン抵抗性があって糖をエネルギーに変換できないなら以下のようになります。
1、脂肪・タンパク質の分解してエネルギー源に
2、生命に直接関係の無い機能や器官の停止しエネルギー温存
「1」は精神的肉体的ストレスがあると副腎からストレスホルモンが分泌され、自分の脂肪や筋肉を分解してエネルギーの材料にします。食べ物からエネルギーの材料が入ってこない場合、自分の体を分解するしかありません。これが続くと病的に痩せた体格になります。
「2」は命に直接関係の無い機能や器官を停止させ、生命活動に不可欠な所にエネルギーを振り分けます。
脳や心臓というのは絶対に必要なので優先順位は高い。
優先順位の低いのは。
毛髪
皮膚の代謝
生殖器・生殖活動
などですね。
これは前回のブログでも少し書いたと思います。
そもそものエネルギーが足りないと、髪の毛が抜けやすかったり、お肌の色艶や張りが悪かったり、妊娠しにくかったり生理不順になったりします。これらは直接命に関係しないので真っ先に切り捨てられてしまうのです。生命活動に支障のない機能や器官から順に停止していくのです。
ハードトレーニングする女性アスリートの生理が止まるのも、自分のエネルギーを全部トレーニングに使ってしまうからです。生理周期を起こさせる所までエネルギーを分配できないのです。
同じことが不妊症の人にも言えます。
子供が授からない原因は他にもあるかもしれませんが、一番の根源は生殖までエネルギーを回せないほどエネルギー産生量が少なく余剰が無いことです。
男性も同じです。
エネルギー産生能力も余剰も少ないと生殖機能にまでエネルギーが回せません。
当然ながら精子そのものの産生能力にも影響します。
作られても奇形だったり弱かったり、動きが鈍かったりして受精能力が低くなるのです。
今回のコロナウィルス騒ぎも同じで、無症状の人と重篤な症状になる人の違いは、このエネルギーの産生能力の良し悪しが影響していると思います。免疫力の強弱もエネルギー量次第だからです。
実際にエネルギー産生能力が高いか低いかはその人自身が自覚しているでしょうが、現代人の多くはほぼほぼエネルギー不足の人ばかりだと思います。
これはメタトロンを通してみれば一目瞭然なんです。
私自身、元々アスリートで50過ぎても筋肉量が多く同世代の人よりガッチリしています。風邪などにもほとんど罹りません。でも、メタトロンを通すとエネルギー代謝はそれほど良くない。
この原因は自覚していて、過去にストイックな糖質制限と不飽和脂肪酸の過剰摂取をしていたことが影響していると思われます。過酸化脂質がエネルギー産生の邪魔をしているのだと思います。現在は糖質のカットはしておらず逆によく糖質を摂っていますが・・・。(もちろん良質な糖で)
なぜか?
ランドル効果によって。
この辺の話はまたいつか書きたいと思います。
ではまた!
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