プライベート鍼灸サロン
治療室のぞみ
上田です。
温冷浴はご存じですか?
格闘家が稽古後に行ったり、最近では青山学院大学の駅伝チームもやっているとテレビで紹介されてましたね。
この温冷浴は特別な健康法ではなくて、スーパー銭湯やスポーツクラブに行く人がやっている、サウナと水風呂に入るのと同じようなものです。
ざっと効果を上げてみると・・・
温冷浴の効果
- 血液の循環が良くなる
- 疲労回復
- 怪我の回復
- 自律神経のバランス改善
- 眠りにつきやすくなる
- 美肌効果
などなど、
血流が良くなる事で、多くの効果を得られます。
風呂に入るだけでも血流が良くなるのは知っての通りですが、温冷浴では更なる効果があるのです。
では体は温冷浴でどうなるか?
熱い湯で血管が拡張し血流は抹消に向かい、冷たい水で血管は収縮し血流は体の深部に戻ります。これを繰り返すことで血管はマッサージされているような感じになり、より血液循環が良くなるということです。
血流が良くなるという事は、必然的に代謝も良くなるという事。
(代謝させるエネルギーは必要ですが)
代謝が良くなるから疲労も回復するし、怪我からの回復も早くなる。
皮膚の代謝が良くなることで美肌効果も得られる。
また血行不良を起こすことで問題になっている箇所も、この温冷浴で改善する可能性は高くなります。手足末端の冷、ひざ痛、肩こりなど・・・。
自律神経に対する効果としては、温浴と冷浴で副交感神経と交感神経優位を刺激し、繰り返すことで自律神経のバランスが良くなるといわれています。自律神経のバランスが良くなる事で就寝時に眠りに入りやすくなります。
このようにメリットの多い温冷浴ですが、もちろんデメリットもあります。
循環器系に問題がある人はやらない方がいいでしょうね。
急性の怪我の場合も止めておきましょう。
あといきなり最初から温度差は付けない方がいいでしょう。
徐々に慣らした方がいいです。
私が初めてやった時は6月くらいで、気温も水温も上がる時期だったのでなんとかやれました。その後も正月過ぎまで続けましたが、1月の水はあまりに冷たく思わず挫折。最近はスポーツクラブや温泉施設などに行った時か、部分的に不調のある時にやっています。
やり方
- 温浴
熱いお湯につかることから始めましょう。
特に寒い時期は熱くて湯船から出たいと思うまでつかってからのがいいでしょう。
湯温は個人差があるので何度とは言えないですが、自分が熱いと思う温度でいいでしょう。
私の場合は追い炊き45度に設定してやってました。
湯と水の温度差が高い方が効きますが、ストイックすぎて火傷しないよう気を付けてください。 - 冷浴
自宅でやる時はシャワーを使います。
浴槽が二つある家なんてめったに無いでしょうから。
冬場にあまり冷たいようなら、少し湯を混ぜて水温を上げてもいいでしょう。夏場は冷たさが足りませんがこれはしょうがないですね。 - 温冷1セットを数回
最初にしっかり温まったら、その後は温浴1分、冷浴1分、温と冷で1セットを5セットくらいやります。セット数は状況によりますが、私の場合は自宅の風呂でやる時は5セット、サウナでは3セットでやっています。 - 水分補給
最後は温浴で終わるか冷浴で終わるか迷いますが、最後は冷浴で終了した方がその後の温かさは持続するようです。冷浴で終わると、体が熱を放出しないよう蓄熱するのです。
そして風呂上りには必ず水分補給をおこないます。
日本の水にはミネラルが少ないので、良質な岩塩か海塩も一緒に入れて飲みましょう。その時、単糖類か二糖類の糖も一緒に補給するといいでしょう。
シロップの混ざっていない本物のハチミツがあればなおグッド。 - その他
全身冷水シャワーを浴びるのは無理という場合、局所だけの冷水シャワーでもいいです。
この場合、気になる箇所に集中して浴びせます。膝とか肩とか手首とか。
足の冷えがある人はバケツに水を入れて足冷浴にしてもいいでしょう。 - 禁忌
血圧が病的に高い人。
循環器系に障害がある人。
熱がある人。
急性期の怪我の人。
食後。
自律神経症状で悩んでいる人や、慢性的な関節などの痛みで困っている人など、試してみる価値はあると思います。今まで何やっても効果が無かったのなら、少しガス代と水道代が上がりますが、やって損は無いと思います。
ただ自己責任でお願いします。
ではまた!
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