愛知県にあるプライベート鍼灸サロン
治療室のぞみ
上田です。
原因と結果の話し。
物事には原因と結果があります。
もし、今ある結果が好ましくないと思うのなら、嘆くよりも先に過去に遡ってその原因を探る必要があります。結果だけにフォーカスした所で何も変わりません。元から変えなければ結果が変わることは無いからです。
さてさて、世の中には色々な健康法だったり治療法があったりありしますよね。
ここでも原因と結果の法則を考える必要があります。
今ある症状(結果)にフォーカスするか、症状を作った元々の原因にフォーカスするか。
ここをしっかり決めておかないと、思ったような結果は生まれません。
- 今ある症状(結果)にフォーカスし、症状そのものにアプローチする
- 今ある症状ではなく、過去に遡って症状を出した根本原因にアプローチする
1、は西洋医学的な治療法。
2、は自然療法的な治療法。
この様に書けば、二つのアプローチの違いが分かるのではないでしょうか?
違う書き方をすれば、今にアプローチするのか、元にアプローチするのかの違いですね。
西洋医学は、手っ取り早く痛みや症状を抑え込み、元の原因は考えず今を何とかするやり方。自然療法は今ある症状や痛みにもアプローチしつつ、抑えるだけではない、時間をかけても本当の治癒を求るやり方。
と言ったところでしょうか。
この様な違いから、西洋医学(病院)が得意とするのは、事故で折れました、切れました、大量出血してます、などの外傷だし、血管が詰まって脳梗塞、心筋梗塞になりかけた時だし、毒物を飲んだ、毒を持つ生物に刺されてしまった時のような緊急事態なのです。
それ以外の慢性的な症状はどちらかというと不得意。
それどころか長い目てみると悪化さえする。
最近多く耳にする疾患は、意外と医原病であることが多いかもしれませんよ。
両者の得手不得手をよく理解したうえで、どちらを選択するかは皆さん自身にあります。
どちらも選ぶことができます。
ただ併用はできません。
できないというより、やっても効果が出ないと言った方がいいでしょう。
もし、本当に根本から治したいんだったら、時間はかかるけど、病院の治療はやめて自然療法的治療をするべきでしょうし、それでも病院の治療は止められないというのなら、根本から治すことは諦めて、症状を抑えながら上手くやっていく道を選んだ方がいいでしょう。
どちらのやり方を選んだにしても、自分で決めたのなら納得がいくのではないでしょうか?
どちらにしても自己責任ということで。
病院で治療を受ける場合の覚悟
代謝が落ちること。
腸内環境が悪くなること。
薬物など副作用があること。
良性でも切除されてしまう可能性。
主症状ではない他の症状が出てくる可能性があること。
メリットは変化が早いこと。不快な症状を抑える事ができること。
デメリットは寛解するだけで、完全には治っていないことでしょうか。
自然療法を受ける場合の覚悟
ある程度変化するのに2~3年、完治するまで5年かかること。(病歴に長さによる)
途中症状が悪化する可能性があること。
治癒しているという実感がつかみにくいこと。
不快な症状を抑える方法もあるが合成薬ほど劇的ではないこと。
メリットは根治できることの一言でしょう。
デメリットはとにかく辛抱が必要なことでしょうか。
決して西洋医学が悪いわけでもないし、自然療法が良いわけでも悪いわけでもない。
両方の特徴を分かったうえで、その人自身が求める結果を得られる治療法を決めればいいのです。
メンドクサイことしたくなければ病院の治療。
メンドクサクても治りたければ自然療法。
みたいな。
先行きが短い高齢の方なら苦痛を取り除く事を優先した方がいいでしょうし、先々の長い子供や若者なら5年かけてでも根治を目指した方がいいに決まっています。
両方を天秤にかけてみて、悔いのないように決めましょう。
どちらもデメリットの方は目をつむりましょう。
ということで、今日は以上です。
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