愛知県江南市にあるメタトロン測定サロン
「自然派・治療室のぞみ」です。
今日はブックレビューです。
免疫とは、体の中にあってはならない病原微生物やゴミを、掃除をしてくれるシステムの事です。
免疫力が高いとか低いとか言われますね。
高いと風邪を引きにくいとか。
そんな免疫について書かれた本です。
今回のブックレビューはコレ。
新・免疫革命
著:崎谷博征
2018年7月初版

毎度お馴染み、崎谷先生の書籍です。
皆さん、免疫というと何を思い浮かべるでしょう?
・風邪などの原因になる菌やウィルスと戦う力
・病気や怪我の治りを早めるもの
・感染した時に活躍するもの
こんな感じでしょうか?
自然免疫や獲得免疫の話しもそうですし、マクロファージ、NK細胞、T細胞、B細胞、抗体云々という話しもあります。
深く知ろうとすると、ちょっと難しかったりもします。
免疫というのはウイルスや細菌をやっつけるのもそうですが、体内の不要となったゴミを片付けるゴミ掃除的なこともやっています。
そのゴミを片付けているのが免疫細胞。
ウイルスや細菌だけじゃないのです。
代謝の過程で出る老廃物も全てゴミ。
免疫反応の対象になります。
「体内にあっては困る異物を掃除片付けしてくれるシステム」
この様にシンプルに考えると分かりやすです。
体が元気な時は免疫システムも正常に働いています。
体が元気なことを代謝が良いとか言ったりしますね。
その逆、代謝が低く元気の無い人は、免疫システムも弱いかもしれません。
代謝が低く元気が無いのはエネルギーが不足しているためですが、エネルギー不足は免疫細胞の働きも弱めてしまう。
その結果、処理できなかったゴミが溜まり、次第に病気になっていくのではないでしょうか?
部屋の掃除を怠っていると、いつかゴミ屋敷と化しますよね?
もし免疫システムの処理能力より、出てくるゴミの方が上回っていたとしたら・・・・
体内のゴミ屋敷化・・・
ここまでくると、部屋も体も自力でゴミの無い状態に戻すことは不可能でしょう。
免疫細胞が処理できないくらいゴミが溜まった時、慢性的な病気が現れるとイメージするといいでしょう。
簡単に書きましたが、書籍にはこのようなことが科学的根拠を元に書いてあります。
書籍に書いてある内容は一般の人には少し難しいかもしれません。
エビデンスを元に理論立てて書かれているため、専門家には説得力があるでしょう。
ただ一般の人には少し難しい本になるかも。
形態形成維持システム
免疫とはこの形態形成維持システムの一部。
この形態形成維持の中心になるのが食作用です。
これは、ロシアの動物学者メチニコフというノーベル賞学者が提唱したものです。
細胞内は日々新陳代謝されています。
ダメージを負ったタンパク質やミトコンドリアなど、ゴミと判断されると速やかに分解され再利用されます。この細胞内でリサイクルされるシステムを「オートファジー」と言うそうです。
もちろん、細胞に入ってきたウイルスやバクテリアもオートファジーによって処理されます。
免疫とは形態形成維持の一部で、体内にあっては困るゴミを掃除するものです。
アレルギー疾患や自己免疫疾患のような炎症性疾患に対して行われる治療は、ステロイドなどを使い免疫を抑制させる治療。
ちなみに、近年健康的として出回っているオメガ3脂肪酸も抗炎症作用のある抑制に働く油。
これら炎症を抑制する薬物や物質は、免疫システムがおこなうゴミ掃除を止めさせるものです。
辛い症状があれば消炎鎮痛剤で抑制すれば確かに苦痛は減り快適にはなるでしょう。しかし、症状を抑えているだけなので、病気を根治することには繋がりません。
今一般的に行われている治療や健康法の大半は病気を根治させるものではなく、不快な症状に蓋をして嫌な反応が起こらないようにしているだけなのです。
慢性病の人に「根治させたいなら症状を出さなきゃいけませんよ」と言われたらどうします?
症状を出し切れば治癒に向かうと分かっていても、辛くて不快な症状が起こる事には抵抗があるでしょう。
どっちを選択するかは個々の判断です。
でも、もし根治させたいと思うのなら、免疫を抑制させる治療は選択しない方がいいでしょう。
ゴミ掃除にもエネルギーが必要
体内をクリーンに保つには免疫細胞に働いてもらう必要があります。
体内のゴミ掃除屋さん(免疫細胞)に働いてもらうには、ゴミ掃除屋さんが空腹では動けません。エネルギー源である栄養をしっかり摂り、元気に働いてもらう必要があります。
人間も細胞も活動するためにはエネルギーが必要不可欠なのです。
エネルギーが枯渇しないよう、細胞がエネルギーを作り続けていることが大事です。
でも現代人はエネルギー産生能力が低い人が多い。
その原因は免疫を抑制させるような健康法が多いから。
還元作用とか抗酸化物質とか、代謝を抑制させることばかりをやっていませんか?
オメガ3、生の葉野菜、水素水、ケイ素、抗酸化作用物質の摂取など・・・
今世の中で「体に良いよ」と言われているものは、抗酸化作用のあるものばかりです。
逆に酸化させるものは悪い物という認識だと思います。
抗酸化とはゴミ掃除を止める作用。
酸化は代謝を促進させる作用。
もちろん、過度の酸化はよくありませんが、過度に抗酸化するのもよくありません。
本来は酸化還元の中間にあることが大事で、過度の酸化や過度の還元のようにどちらか一方に偏ってはだめなのです。
現代の健康法は何でもかんでも抗酸化なので、過剰に抗酸化させ過ぎてしまいます。
書籍はちょっと難しいですが、このようなニュアンスの事が書かれています。
詳しく知りたい場合は、崎谷医師の書籍、ブログ、FB記事などをお読みになると、たくさんの記事がでています。これよりも新しい著書も出ており、そちらの方から読み始めてもいいかも知れません。
今回はbookレビューでした。
愛知県江南市のメタトロン測定サロン
自然派・治療室のぞみ
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