愛知県江南市にあるメタトロン測定サロン
「自然派・治療室のぞみ」です。
前回のブログではエネルギーがどこで作られ何が必要かを書きました。
場所は細胞内と細胞内のミトコンドリア。
必要なのは材料である糖や酸素、あとインスリンや甲状腺ホルモンでした。
実は高血糖になる理由ほ他にもあります。
それが今回のテーマです。
ランドルサイクル(糖―脂質サイクル)
ランドル効果とも言いますが、これが血糖値が下がらないとか、新陳代謝が上がらない理由だったりします。このサイクルが起こると、血液中に糖があってもミトコンドリアで代謝に使うことができないのです。
糖と脂質は共にエネルギーの材料ですが、この二つの栄養素は拮抗関係にあります。
糖をエネルギーの材料にしている時は、脂質はエネルギーの材料に使われません。
逆に脂質をエネルギーの材料にしている時、糖はエネルギーの材料にすることができません。
要するに糖と脂質は同時にエネルギー材料として使うことができないということです。
これをランドルサイクルと言うのです。
この事実は既に1960年代に研究され発表しているのです。
ここで現代人の食習慣を見てみましょう!
戦前と戦後では大きく変わっていますね。
何が増えたでしょうか?
油の利用ですね。
日本の昔の食卓に炒め物やフライは少なかったように思います。炒め物とフライと言えば調理油ですね。
昔は料理する時に油を使うことは少なかったはず。
調理法の多くは、煮る、蒸す、焼く。
基本的にはこんな感じでしょう。
近年では加工食品も多く、そのほとんどに植物油脂などの油が使われます。更に健康に良いという理由で、サプリのごとく油を摂ったりもしますね?
このように油を摂る頻度と量が昔の人と比べて現代人はとても多いのです。
先ほど糖と脂質は同時にエネルギー材料としては使われないと話しました。現代人の食習慣にこれだけ多くの油が使われていれば、血中に脂質が多いことは想像できますし、余った脂肪分は中性脂肪としても蓄えられます。
だからランドルサイクルが起こりやすい状況にあると言えるのです。
もしエネルギー源である糖が知らず知らずのうちに脂質に変わっていたら・・・
ランドルサイクルにより、血液中の糖は使われなくなり余る。
だから高血糖。
このように考えるのが自然だと思いませんか?
油で料理した食事をすればするほど、加工食品を食べれば食べるほど、身体中に脂質が溢れていきます。その過剰な油は中性脂肪として蓄えられ、強いストレスがかかった時や低血糖時に分解されエネルギー源になる。
それにより更にランドルサイクルは強化され高血糖になっていく。
中高年の多くが高脂血症で糖尿病と診断を受けているのは、現代の食事情を見れば不思議でないわけです。
高血糖だからという理由で糖質を控えたところで問題解決にならない。
それどころか、より高血糖になりやすい体質を作っていく。
糖を減らす前に油の摂取を減らす方が先決なのです。
本日は以上となります。
愛知県江南市のメタトロン測定サロン
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