エネルギーの源は糖から摂るのが効率的

治療室のぞみでございます。
しばらくは体の基本的な代謝について書いていきます。

食べる行為とエネルギーの関係

食べるという行為は、生きるために必要不可欠なものです。当たり前のことですが、食べた栄養素がどのように体に作用するのかを整理してみたいと思います。


なぜ生き物は食べる必要があるのか?

答えはシンプルで、生命が活動するために必要なエネルギーを作り出すためです。

エネルギーがなければ、生命活動は停止します。
(ブレサリアンはどうなのでしょうか…?)

私たちは、そのエネルギーを得るために食べているのです。

人間の場合、エネルギー源は 三大栄養素 から得られます。
昔、習ったことがあると思いますが、 糖質・脂質・タンパク質 の3つです。

この三大栄養素は、いずれもエネルギー源になりますが、それぞれに主な役割があります。


三大栄養素の役割

タンパク質

・体の構成要素であり、筋肉や皮膚などの材料になる
・飢餓状態のときにはエネルギー源としても利用される

脂質

・細胞膜の構成成分など、体の構成要素として重要
・飢餓状態のときにはエネルギー源としても利用される

糖質

・主にエネルギー源として使われる
・細胞など生体物質の構成材料にも利用される

三大栄養素の中でも 糖質は最も優れたエネルギー源 です。
脂質やタンパク質は エネルギーが不足したときのバックアップ という位置づけになります。

つまり、通常のエネルギー源の優先順位は以下のようになります。

  1. 糖質
  2. 脂質
  3. タンパク質

健康な人ほど 糖質をメインのエネルギー源 として利用しています。
逆に、脂質やタンパク質からエネルギーを得ている人は、代謝がうまく機能していない可能性があります。

通常、体は糖質をエネルギーとして利用しますが、飢餓状態などで糖質が不足すると 中性脂肪や体のタンパク質 をエネルギー源として使うようになります。
これが 本来の三大栄養素の使われ方 だと考えられます。


エネルギー源としての糖質の優位性

ダイエットなどで 脂肪を燃焼させたい という人は多いと思います。
しかし、脂肪やタンパク質を通常のエネルギー源とするのには デメリット があります。

◆ 脂質をエネルギー源にすると…

・過剰な 活性酸素窒素種 が発生する
・脂質が 多価不飽和脂肪酸 だった場合、 自動酸化 により 発がん性のアルデヒド が生成される

脂質は 細胞膜の構成要素 であり、エネルギー源として消費するより 体の構造維持 に使うほうが理想的です。
余った脂質は 中性脂肪 として蓄えられ、飢餓に備えます。
しかし、通常のエネルギー源としては適していません。

◆ タンパク質をエネルギー源にすると…

・副産物として アンモニア が発生し、神経毒となる

タンパク質は筋肉や皮膚など 体の構成要素そのもの です。
できるだけエネルギー源として消費するのは避けたいところ。
脂質と同様に、 飢餓状態のときに限って 使われるのが本来の役割です。

◆ 糖質をエネルギー源にすると…

エネルギー効率が高く、合理的
代謝時に有害な副産物が発生しない

特に、 単糖類(ブドウ糖・果糖)や二糖類(砂糖) は、すぐにエネルギーに変換されるため、非常に効率が良いです。

しかし、世間では 「砂糖=悪」 というイメージが強いですよね。

白砂糖も二糖類なので、分解されれば単糖になり 即エネルギー源 となります。
実は、そこまで悪いものではないのですが…。

こんなことを書くと 糖質制限派 の人から叩かれるかもしれませんね(笑)。


なぜ糖質は悪者にされるのか?

それは 「高血糖の問題」 があるからでしょう。

糖尿病の指導では、「血液中に糖が余っているから糖を控えましょう」と言われます。
これだと 「糖が原因で糖尿病になる」 という話になってしまいますが、
実際には 血糖が上昇する本当の原因別のところ にあります。

なぜか、その点について深く議論されることは少ないですよね。

糖が 悪者 と決めつけるのではなく、 血糖が下がらない本当の原因 に目を向けなければ、根本的な解決にはならないと思います。


私自身の経験談

私は数年前まで 糖質制限 を意識した食習慣を続けていました。

当時の私は 「甘いものは悪」 と信じていました。

しかし、糖質制限の考え方を手放してからは、 糖を意識的に摂るようになりました

今では、
砂糖・黒糖・果物・蜂蜜 などの糖質を 躊躇なく 摂取しています。

ただし、 合成甘味料や異性化糖 を含む食品は 一切食べません

その結果…
・毎年 夏と冬に必ずひいていた風邪ここ数年全くひいていません
・体型は メタボとは無縁
・もちろん 糖尿病でもありません

これは 細胞が糖を適切に利用できるようになったから ではないかと考えています。

現代人は 糖をうまく代謝できない ために高血糖状態になりやすいのではないでしょうか?


まとめ

糖質は、最も効率的で合理的なエネルギー源です。
「糖質=悪」という考え方が本当に正しいのか、一度立ち止まって考えてみるのも良いかもしれませんね。

また続きを書きます。

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