血糖値をコントロールするホルモンたち

江南市の治療室のぞみです。

本日のテーマ:ホルモンと血糖値

体内では、さまざまなホルモンが重要な役割を果たしています。

そもそもホルモンとは何でしょうか?

ホルモンとは**「生理活性物質」**のこと。
今回は、血糖値をコントロールするホルモンについて解説します。


血糖値に関わるホルモン

以下のホルモンは、いずれも血糖値と深く関わっています。

  • アドレナリン
  • コルチゾール
  • 成長ホルモン
  • グルカゴン
  • 甲状腺ホルモン
  • 副甲状腺ホルモン
  • プロラクチン
  • インスリン
  • ソマトスタチン

実は、ほとんどのホルモンは血糖値を上げる作用を持っています
血糖値を下げるホルモンは、インスリンソマトスタチンの2種類しかありません。

なぜ血糖値を上げるホルモンの方が多いのでしょうか?

その理由は、血糖値が下がることは生命の危機に直結するためです。


血糖値が下がる=生命の危機

低血糖は、生命体にとって最大のストレスです。

そのため、低血糖状態になると、ストレスホルモンと呼ばれるホルモンが分泌されます。

エネルギーを作るには糖が必要ですが、食事から糖を摂取できない場合、体内に蓄えられたエネルギーを使う仕組みが働きます。

長い進化の歴史において、飢餓のリスクは常に高かったため、血糖値を上げるホルモンが多く備わっているのです。

つまり、人間の体は「飢餓には強く、飽食には弱い」ように設計されています。


血糖値が下がると体はどうなる?

食事が摂れず、血糖値が低下した場合、体はどのようにエネルギーを確保するのでしょうか?

  1. アドレナリンの分泌
    • まず、アドレナリンが分泌され、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解し、エネルギーを供給します。
    • しかし、グリコーゲンは数時間分しか蓄えられていません。
  2. 中性脂肪の分解
    • グリコーゲンが枯渇すると、次に中性脂肪が分解され、エネルギー源として利用されます。
  3. タンパク質(筋肉やコラーゲン)の分解
    • 中性脂肪で補えなくなると、コルチゾールが分泌され、筋肉やコラーゲンを分解してエネルギーを生み出します
    • これにより、筋肉が減少し、肌のハリも失われます。

このように、エネルギー源となる食料が入らなければ、体は自らの組織を削ってでもエネルギーを確保し、生命を維持しようとするのです


極度のエネルギー不足がもたらす影響

末期のがん患者や重篤な病気の方が、骨と皮だけの状態になることがあります

これは、自分の体を削り続けた結果です。

また、中性脂肪をエネルギー源にするとダイエットになると考える人もいますが、決して良いことばかりではありません

  • 糖代謝異常を引き起こす
    • いつも中性脂肪ばかり使っていると、糖を代謝しづらくなります
    • いずれ糖代謝異常を引き起こし、血糖値が高くても細胞が糖を利用できない状態になることがあります。
  • 遊離脂肪酸の増加
    • 脂肪を分解すると、血液中に遊離脂肪酸が増え、過酸化脂質が発生します。
    • 過酸化脂質は体にとって異物であり、炎症の原因になります。
  • タンパク質(筋肉・コラーゲン)の分解
    • 慢性的にストレスがかかると、コルチゾールが分泌され、筋肉やコラーゲンを分解します。
    • コラーゲンが減少すればシワが増え、胸腺組織が破壊されれば免疫力が低下します。

つまり、ストレスホルモンが出続ける環境は、体をどんどん病的な状態へと導いてしまうのです


メタトロン測定とストレスホルモン

メタトロン測定をしていると、アドレナリンが共鳴している人をよく見かけます
実際、私自身もよく共鳴します

これは、その人に何らかの心身のストレスがあることを示唆しています

アドレナリンが共鳴する場合、グリコーゲンがエネルギー源として分解されている可能性が高いです。

この程度であれば、日常的に起こることなので特に問題はありません。

しかし、糖質制限をしている人は要注意です。

糖を意識的に摂らない生活を続けると、エネルギー源として中性脂肪が常に使われる状態になります。

このような状態の人をメタトロンで測定すると、遊離脂肪酸が共鳴することがあります。

遊離脂肪酸が増えるとどうなる?

  • 血液が汚れ、血管に負担がかかる
  • 炎症を引き起こし、慢性疾患のリスクが高まる
  • ホルモンバランスが乱れる

もしメタトロン測定で遊離脂肪酸が共鳴している場合、食習慣を見直すことをおすすめします


まとめ

血糖値を上げるホルモンは多いが、下げるホルモンは少ない(インスリンとソマトスタチンのみ)
低血糖は生命の危機であり、ストレスホルモンが分泌される
エネルギーが不足すると、脂肪や筋肉を分解して補うが、それにはリスクがある
糖質制限を続けると、遊離脂肪酸が増加し、健康に悪影響を及ぼす
メタトロン測定でストレスホルモンや遊離脂肪酸が共鳴する場合は、食習慣を見直すべき

長くなったのでこれで終わります。

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