ダイエットしたらシワと弛みが増えた

治療室のぞみです。

最近思うことがあっりダイエットの記事を書きます。

仕事先にお綺麗な職員さんがいらっしゃいます。
その方、ある時期にかなり痩せられました。
たぶんダイエットしたのだと思います。
確実に体形が細くなったので、本人も納得のいくダイエットになったと思われます。

でも、細くなったのと引き換えに、顔のシワが目立つようになりました。
きっとご本人はそれを望んではいないでしょう。
なぜそうなってしまったのでしょうか？

美容と健康を損なわずに痩せる方法はあるのか？

美容と健康を無視してもいいなら、糖質制限が一番早く痩せれます。
それよりもファスティングの方が早いかな？

どちらのやり方にしても、体にはかなりの負担を強いることになります。

顔がシワシワになっても構わない！
健康に悪くても細くなりたい！

そう思うのであれば糖質制限や食事制限をするのが早い。
かなりの確率でリバウンドすると思いますが。

私は数年前に糖質制限で８ヶ月ー１８Kgを実証していますから、糖質制限で痩せるのは立証済み。
でも私の中でこの糖質制限は失敗です。
理由は脂肪のみならず筋肉も落としてしまいましたから。

痩せるだけなら簡単だけど、安全に痩せるのはちょっと難しい。
難しいというか時間が掛かります。

誰だって早く結果が欲しいですから、ゆっくりジワジワなんて待てない。
すぐにライザップのCMみたいになりたいと思っている。

ダイエットを始める前に先ず体の代謝を知ることが重要

生命体として生きる上で絶対に必要なもの。
それはエネルギー。
このエネルギーを作るのに絶対必要なものが栄養素。

太るとは、使うエネルギーに対して、入る栄養素の方が多い状態。
だから、太りたいなら一日に使うエネルギーを上回る量を食べればいい。
でも、やり過ぎると肥満になります。
余った栄養は中性脂肪にして備蓄し、いつ来るか分からない飢餓のために備えます。

痩せるとは、使うエネルギーに対して、入ってくる栄養素が少ない状態。
だから、痩せたいなら一日に使うエネルギーに満たない量しか食べなければいい。
もしくは、入ってくる栄養素以上に運動すればいい（たぶんリバウンドします）。
やり過ぎると飢餓状態になります。

ただ、こんな痩せ方では、美容と健康と真逆の結果になる可能性が否定できない。

美容や健康を無視してただ痩るだけなら、自らを飢餓状態にすればいいわけです。
でも飢餓状態というのは身体にとって危機的状況を意味しますので避けたいところ。

そうならないためには、飢餓になる仕組みの理解が必要です。
それが分かれば、やってはいけないダイエット法も分かると思います。

飢餓になる時、体の中で起こっていることは？

食べない、もしくは糖質制限を続けると起こるのは？

低血糖。

糖は人間の基本となるエネルギー材料です。
血液中の糖が無くなればエネルギーが作れません。
身体活動どころか基礎代謝も回せなくなります。

そのため血糖を上げる役割を持つストレスホルモンが分泌されます。
その一つがアドレナリンです。
アドレナリンは肝臓や筋肉に蓄えてあるグリコーゲンや中性脂肪を分解し血糖値を上げます。
グリコーゲン自体は数時間程度の備蓄量しかありませんので、足りない分は中性脂肪を分解することになります。
ダイエット、痩身というのはこの状態を意図的に作り出す行為です。

中性脂肪の役割は食べ物が無い時のバックアップ用
食べ物が無い時の非常用です。
この状態が続くことは身体にとってストレスになります。

このストレスで更にコルチゾールというホルモンが分泌されてしまいます。

このコルチゾールの役目は、タンパク質の分解。

低血糖になると備蓄してあるエネルギー源を分解して使います。
最初にグリコーゲンが分解され、次に中性脂肪、最終的にタンパク質がエネルギーの材料として分解されていきます。

タンパク質を分解するという事は、コラーゲンも分解されるという事です。

美容には最重要な物質といえばコラーゲン。
ダイエットすることで皮下のコラーゲンが失われてしまったら・・・・
シワ、たるみ
に繋がるのは容易に想像できますよね？
コラーゲンの消失はシワやたるみだけでなく、骨も弱くするため将来的に骨粗鬆症の原因にもなります。

美容と健康に影響しないように痩せようと思ったら、やり方に注意しないといけません。

ダイエットを頑張った人の中には、肌がたるんでシワっぽくなってしまった人もいます。
男性ならあまり気にならないかもしれませんが、女性の場合は痩せたことでシワと弛みが酷くなったら嫌ですよね？
いくらダイエット成功したとしとしても、これでは本末転倒と言わざるを得ません。

そうならないダイエットをするにはどうすればいいのか？
できるだけ飢餓状態を作らずに、最小限のダメージで痩せることです。

ちょっと長くなったので、その辺の話しは次にしたいと思います。