今回のブックレビューです。
「ガンは安心させてあげなさい」
著:崎谷博征

本書は2018年に出版された一冊です。
実は2〜3年前に一度レビューを書いたのですが、サーバー作業中に誤ってデータを消失してしまい、今回あらためて再レビューします。
タイトルだけを見ると内容が想像しにくいかもしれません。
正直なところ、基礎医学の知識がある程度ないと少し難しく感じる部分もあります。
崎谷博征氏の著書は、一般的な医療常識とは異なる視点から論じられることが多いのが特徴です。ただし本書では、理論的な整合性と研究データ(エビデンス)を重視して説明されています。
特に印象的だったのは、研究の内容だけでなく、その研究資金の出どころまで確認したうえで引用している点です。出資元によって研究結果の方向性が偏る可能性があるという視点は、興味深いものでした。
なぜガンになるのか?
一般的には「発がん性物質への曝露」が思い浮かぶ人が多いと思います。
確かにそれも一因でしょう。
しかし現代社会では、発がん性物質になり得るものだらけ。
食事・環境・生活の中など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。それでも、同じ環境にいてもガンになる人もいれば、ならない人もいる。その違いはどこにあるのか。
本書ではその点を「場の理論」という視点から説明しています。
「健康の場」と「病気の場」
書籍では「場の理論」を以下の二つで説明しています。
・健康の場(ヘルスネスフィールド)
・病気の場(シックネスフィールド)
このように、体内の環境のことを「場」と表現し、二種類の場があることを説明しています。それは、体がどのような環境状態(場)にあるかによって、同じ刺激でも結果が変わるということを表しているのでしょう。
シックネスの場で起こっているのは、物質的かつ精神的ストレス。そのストレス(精神的・物質的)が長期間続くことで、体のバランスが崩れる可能性があるとも述べられています。
生きていればストレスそのものを避けることができませんが、物質的なストレスであれば、私たちでもある程度のコントロールはできるかもしれませんね。
農薬や食品添加物、大気汚染などの環境要因、さらには電磁波などについても触れられていますが、これらをどう受け止めるかは読者それぞれの判断になるでしょう。
読んでみての感想
理論的でやや専門的な内容のため、決して読みやすい本とは言えません。
しかし、
・家族にガンの既往がある
・ガンについて別の視点から考えてみたい
・健康観を見直したい
そうした方にとっては、一つの考える材料になる一冊だと思います。
以上、『ガンは安心させてあげなさい』の読書感想でした。

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