ダイエットで脂肪燃焼させたい人が知っておきたいこと

ダイエットと言えば脂肪燃焼。

太るということは脂肪の蓄積が増えたということ。
その脂肪を燃焼させ減らしたいということですよね?

脂肪を燃焼させるのにどんな方法が思い浮かびますか?

・運動をする
・食事量を減らす
・炭水化物・甘い物をやめる(糖質制限)

こんな感じですよね?

運動するとエネルギーを消費します。
消費したエネルギーは食べ物で補いますが、運動で消費した分の栄養素を補充できなければ痩せていきます。
補充できなかったエネルギー源を中性脂肪から補います。
だから痩せるわけですが、運動によるダイエットは必ずお腹が空きます。
体は消費エネルギーを補わなきゃいけないから当たり前ですね。

食事制限はどうでしょう?
当然エネルギー源を制限してしまうため、中性脂肪を燃焼させエネルギーを作ることになります。
痩せれば何でもいいというのであれば、この方法でいいでしょう。
確実に痩せます。

糖質制限はどうでしょう?
意図的に糖質をカットする以外に食事量を減らすのも、糖質制限と同じ意味合いになるでしょう。
基本的に体は糖を利用してエネルギーを作るため、これを制限するとエネルギー源は脂質にシフトします。これも確実に痩せられます。目的は達成できるでしょう。しかし・・・

単純に痩せたいのであれば、運動でエネルギーを消費させ、消費したエネルギーを食べ物ではなく自分の脂肪を使って作ればいいわけです。健康的なダイエットにはなりませんが、これは確実に痩せられます。

私も昔に糖質制限やファスティングを試したことがあります。
特に糖質制限では8ヶ月18Kg痩せるというビックリな状態になりました。
数値だけ見るとダイエット成功なのですが内容的には・・・です。
どう考えても健康的な痩せたとは言えませんね。
デメリットが大きいのです。

脂肪を燃焼させるということは?

先ずは太らせてる元の中性脂肪のことを知る必要があります。
中性脂肪の中身は一つのグリセリンに三つの脂肪酸が結合した物体です。

農林水産省 すぐにわかるトランス脂肪酸より

通常のエネルギー産生では主に糖質をエネルギー源にしますが、血液中に糖が無ければ他の材料を使うことになります。それが脂質でありタンパク質です。

体は血液中に糖が無いと生命の危機(飢餓?)が来ていると認識します。
そこで、ストレスホルモン(アドレナリン・コルチゾールなど)を分泌してエネルギー材料の確保に乗り出します。

これらストレスホルモンの役目は、蓄えられた中性脂肪やタンパク質の分解です。
中性脂肪の場合はグリセリンと脂肪酸に分解されます。
分解されたグリセリンは肝臓に運ばれエネルギーの材料として再利用され(TCA回路・糖新生)、脂肪酸は血液中を循環し筋肉など各組織に運ばれます。

食べ物から糖質が入っくれば糖をエネルギー源にしますが、糖が無ければ脂肪やタンパク質を分解しエネルギーにする流れが起こります。

脂肪にも種類がある

中性脂肪の元になっている脂肪酸には種類があります。

・飽和脂肪酸
・多価不飽和脂肪酸
・一価不飽和脂肪酸

中性脂肪の脂肪酸がどの脂肪酸で構成されているかによって体への影響が違ってきます。

私を含む現代人の蓄える脂肪は、食事内容からしてほとんどが多価不飽和脂肪酸です。
前回のブログでも書きましたが、多価不飽和脂肪酸は体温でも容易に酸化(腐敗)してしまう脂肪酸です。ちなみに、中性脂肪が飽和脂肪酸で構成されている場合は酸化(腐敗)しません。

脂肪燃焼すると中性脂肪から分解された脂肪酸が血液中を遊離します。
これが酸化しやすい多価不飽和脂肪酸だと、光や熱、フリーラジカルによって過酸化脂質が発生します。過酸化脂質は毒性のある物質なので体の中で増えるのは困ります。

過酸化脂質はタンパク質やDNAなどと容易に結合して、機能や構造を変性させます。変性したタンパク質やDNAは体内で異物となるため免疫細胞が反応します。免疫細胞が反応するのはいいのですが、免疫細胞はこの過酸化脂質を上手く処理できません。免疫細胞は体内のゴミ掃除が役目なので、ゴミ掃除できなければ異物は溜まり続けてしまい、ゆくゆく慢性的な病気を発生させてしまう可能性は否定できないのです。

多価不飽和脂肪酸は更に以下の種類があります

オメガ3脂肪酸
DHA
EPA
アマニ・エゴマ油

オメガ6脂肪酸
植物油脂(種子油)

多価不飽和脂肪酸が酸化しやすい理由は、分子構造が他の物質と結合しやすい構造のためです。
詳しい理論は端折りますが、酸化する油は分子の結合に二重結合の部分があり、それが多いほど酸化度は高くなります。ちなみに、二重結合を持たない脂肪酸は酸化しません。

以下は二重結合が多く酸化しやすい油です。

二重結合数

6:DHA
5:EPA
3:アマニ油
2:植物油脂
0:飽和脂肪酸

二重結合の一番多い油はDHAそしてEPAですね。共に6と5です。
この油は一般的に健康に良い油として知られていますよね?

三番目のアマニ油も健康に良いと、今やどこのスーパーでも売っています。
これらは全て必須脂肪酸オメガ3脂肪酸ですね。
二重結合数が2の植物油脂は一般的な調理油と思っていただければいいでしょう。
これはオメガ6脂肪酸です。

こうやって見ると、一番酸化しやすいはずの油が一般的には健康的な油として売られています。
ネット検索しても推奨する話ししか出てこない。
酸化するから悪いなんてサイトは一つもないですね。
摩訶不思議?

酸化する油の何がダメなのか?

体温でも簡単に酸化する多価不飽和脂肪酸から遊離する脂肪酸は過酸化脂質を発生します。
この過酸化脂質はアルデヒド誘導体とも言われ毒性のある物質です。
この過酸化脂質はタンパク質など他の物質と容易に結合してしまうので、結合した物質の構造と機能が変わってしまうのです。

インスリンに結合すればインスリンが効かず →糖尿病?
神経のタンパク質に結合すれば神経が変性し →神経変性症?
コレステロールに結合すると動脈に影響し →動脈硬化?
軟骨コラーゲンに結合すると関節が変形し →変形性関節症?

これって、今多くの高齢者の抱える問題ではないでしょうか?
糖尿病、アルツハイマー、パーキンソン、動脈硬化、変形性関節症などなど。

話しがどんどん深い方に入ってしまいましたが、ダイエットで脂肪燃焼は正しく行わないと病的な痩せ方になりかねません。目標通り痩せられたとしても、将来的には大きなデメリットになる可能性も否定できないということです。
もしこれが美容目的のダイエットだとしたら、見た目は痩身できても中身は美容とは真逆な(病的)状態になるかもしれません。

そう考えると、ダイエットは急激に中性脂肪を分解する体にとって負担の大きい行為です。
その人の体脂肪が飽和脂肪酸でできているなら問題は少ないですが、現代人の食習慣を見ると大半が多価不飽和脂肪酸

美容と健康のためにダイエットしたはずが、逆の結果を生む可能性があるのであれば・・・
ダイエットは痩せるという結果だけを追わず、もっと時間をかけて体に負担の少ないプログラムで、健康的に行う必要がありますね。

今回は以上です。

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