愛知県江南市にあるメタトロン測定サロン
「自然派・治療室のぞみ」です。
今回は消えた旧ブログでよく読まれていた記事を再度ブックレビューします。
旧ブログでは長々と書き過ぎてしまった感があるので、今回は要点に絞って短めに書いてみたいと思います。
ブックレビューをする書籍がこちら。
「プーファ」フリーであなたはよみがえる!
著者:崎谷博征
出版社 : 鉱脈社
発売日 : 2017/7/18
タイトル見ただけでは何の本か分かりませんね。
先ず「プーファフリー」って何だ?ですよね。
プーファというのは、
「polyunsaturated fatty acid」
の略で長鎖不飽和脂肪酸の事です。
不飽和結合を多く持つ脂肪酸という事です。
よく分かりませんね。
不飽和結合?
この辺はまともに説明すると余計に分かりずらくなるので簡単に説明します。
脂肪酸には大まかに二つの種類があって、一つが飽和脂肪酸でもう一つが不飽和脂肪酸。普段、料理で使ったり食べ物に含まれる油はこのどちらかに属します。この油が現代の健康事情に大きく影響を与えているということです。
では、書籍の内容を見ていきましょう!
書籍でプーファのことを「人類にとって最大の惨事」とまで言っています。
アルデヒドってご存じでしょうか?
毒性物質のことです。
ホルムアルデヒドとかアセトアルデヒドって聞いた事ありますか?
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質ですし、アセトアルデヒドはお酒を飲んだ時にできる二日酔いの原因物質です。
不飽和脂肪酸とこのアルデヒドの関係は
プーファ(多価不飽和脂肪酸)は常温で変性してしまい、毒性物質のアルデヒドを作り出すのだそうです。
主婦の方は経験あるかと思いますが、天ぷらとかフライ料理をしていて油酔いしたことありませんか?その原因は調理油を高温加熱したことで、アクロレインというアルデヒドが揮発するために起こるそうです。また、プーファを含む食品を食べることによっても、内因性のアルデヒド(過酸化脂質)ができるそうです。
多価不飽和脂肪酸(プーファ)が体にとって悪い影響を及ぼすのが分かった所で、プーファと言われる油の種類を見てみましょう。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸って聞いた事ありますか?
オメガ3はDHA/EPA、アマニ油、エゴマ油と言えば分かりやすいと思います。
オメガ6は大豆油、コーン油などの調理油や加工食品に使われる油がそれです。
最近はオメガ3を健康のために摂りましょうなんて言われているし、オメガ6は炒め物したり天ぷらやフライする時に当たり前のように使っていますよから、それが事実なら人類にとって最大の惨事と言っても過言ではないかもしれません。
ちなみに脂肪酸には、プーファ以外に飽和脂肪酸という種類の油もあります。その油は熱で変性することがなくアルデヒドを作らないものです。
飽和脂肪酸の油は動物性の油に多く牛脂やバターがそうですね。
あと、植物性ではココナッツオイルが飽和脂肪酸です。
これらはアルデヒドを作らない。
世の中では長い間「植物性油脂はヘルシーで動物性油は体に悪い」とプロパガンダされてきましたから、植物性油脂の方が体には良いと思っている人は今も多いかもしれませんね。この書籍を読めばそれが違うということが分かります。
プーファはアルデヒドを作るから問題なのですが、他にも大きな問題があります。それは、プーファのアルデヒドは体内で糖のエネルギー産生をダイレクトに止めてしまうこと。
なぜ糖の代謝が止まってしまうかを話す前に、先ず人間がエネルギーを作る時に必要な材料を見てみましょう。
その材料となるのは三大栄養素。
その中で基本となるのは「糖」です。
生命体は糖を細胞内で代謝させることでエネルギーを作りますが、プーファは細胞内にあるエネルギー発生装置であるミトコンドリアの機能にダメージを与え、エネルギー産生を止めてしまうのです。
体の中で起こる全ての活動はエネルギー依存なので、糖のエネルギー産生が低下するということは、健康問題に大きく影響しかねません。プーファを摂ればとるほどエネルギー産生が低下するなんて怖い話です。
エネルギーが作らなければ、疲れやすくなり、病気が治りにくくなり、免疫力も低下することになります。これは、えらいこっちゃですよ。
また美容にも大敵なプーファ。
お肌のシミやシワもプーファが絡んでいます。
加齢臭・腋臭・口臭もプーファが絡んでいます。
病気もプーファが関係している。
ガン・動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞もプーファ。
消化機能にも影響を与えますし自己免疫疾患や神経疾患もプーファが絡んでいます。これでは、体に起こる有害事象のほぼ全てに関係していると言っても過言ではないですね。
オメガ3、オメガ6は必須脂肪酸という虚偽
必須脂肪酸の発見は1929年だそうです。
それは動物実験において発見されたのですが、後年この実験が誤りであったことが証明されたそうです。なのになぜ必須脂肪酸と言われ続けているのか?
この辺の話しは利権絡みと言いましょうか、オメガ3とオメガ6が必須脂肪酸である方が都合がいい利権があるからです。1980年頃からは飽和脂肪酸やコレステロールが悪いとプロパガンダされていますが、この話にも利権の影が見え隠れしています。
陰謀論?
いえいえ、ちゃんとした科学的データに基づいて見ても事実と言わざるをえない。その理由は書籍に詳しく書いてあるので、是非手に取って読んでみてください!
まとめると。
・プーファは酸化しアルデヒドを生む
・プーファは糖のエネルギー代謝を止めてしまう
・プーファは美容にも大敵
・プーファはほとんどの病気の原因になりうる
・プーファが必須脂肪酸は虚偽
最後に私自身の感想。
元々人類は、抽出した油を食べていなかった。現代のように産業が発達していない時代は、植物から油を大量に抽出することは至難の業でした。今の時代に大量の植物油があるのは、大量生産できる工業的なプラントや化学的な抽出方法があるから。
昔はプーファであっても、食材に含まれる微量な量しか食べてなく、抽出した油をわざわざ摂るみたいな事はしていなかった。今みたいに料理に使ったり天ぷらやフライに使ったり、サプリメントで摂ったり、サラダにかけるような食べ方はしていなかった。
人類はオイル産業が発達した100年くらい前から、大量の植物油脂を食べるようになりましたが、これが医学が発達しても病気が増え続ける原因になっている可能性は否定できないと思います。
今回、書籍の内容を簡単にレビューというかまとめてみましたが、出来れば書籍を手に取って読んでいただければと思ってます。もっと詳しくエビデンスもしっかり提示して書かれています。
オメガ3の油やサプリを摂っているのに、まったく健康状態が改善しない人とか、このブログを読んで少しでも必須脂肪酸に疑問を持った方は、是非書籍の方もお読みください。
では、今回もお読みいただきありがとうございました。
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