愛知県江南市でメタトロン測定をしている
治療室のぞみでございます。
くどいようですが今回も糖の話しでございます。
糖が悪く言われる冤罪を晴らすべく今日も書きます。
低血糖の行く先は飢餓に結びつく大惨事。
血液中にはエネルギーの材料が巡っています。
その中の一つが血糖ですね。
この材料が少なくなると空腹感を覚え、何か食べたくなる行動を起こさせます。それが三度の食事だったり、間食だったりで、食べることで血糖値を戻そうとします。
血糖を維持することは生命体にとっては超重要事項。
低血糖の行く先は「死」なのです。
肉体にとって血糖が下がるというのはストレスなのです。
血液中の糖はエネルギーの材料として使われます。
エネルギーが無ければ生命は断たれてしまいます。
だから、血糖何が何でも何が何でも維持する必要があるのです。
どうやって血糖を維持するか?
- 食品を食べる
- 体に蓄えたグリコーゲンを分解
- 脂肪やタンパク質を崩す
1、食品を食べる
通常は日々の食事や間食などでエネルギー源である糖を摂っていますね。食後は血糖値も上がりエネルギーの材料として利用されます。これが基本中の基本と言えるでしょう。
2、グリコーゲンを分解
食後余剰になった糖はグリコーゲンという形で肝臓や腎臓や筋肉に貯蔵されます。絶食やファスティングなどで血液中の糖が低下し、すぐに栄養を摂れない状況でも、肝臓や腎臓に蓄えられたグリコーゲンを使うことで、脳や赤血球など糖しか使えない場所で使います。ただし、数時間しかもたない。
3、脂肪やタンパク質を分解
食事もとれず、グリコーゲンも枯渇した状態では、エネルギーの材料を体の中から調達しなければなりません。この場合、糖新生という形で自分の脂肪やタンパク質、乳酸を分解して糖を調達することになります。
通常の生活の中で断食や過度の運動やストレスがなければ、食事からの栄養と備蓄してあるグリコーゲンで血液中の糖はコントロールされます。これが通常の状態です。
何らかの状態で食事が摂れなかった時は血液中の糖を確保するために、脂肪やタンパク質を砕いてエネルギー源として使うことがができます。でも、これが日常的に起こることはあまりよろしくない。
脂肪をエネルギー源にすると・・・
日常的な脂肪分解はエネルギー代謝を脂質メインに変えてしまう可能性があります。これは血液中に糖が有ってもエネルギー源として利用できないランドル効果と言います。あと、現代人の中性脂肪は不飽和脂肪酸で構成されている人が多いので、過酸化脂質を作る可能性もあります。
タンパク質をエネルギー源にすると・・・
タンパク質の分解では筋肉や胸腺、美容と関係の深い皮下組織を崩すため美容と健康に悪影響を与えます。また、代謝過程で大量のアンモニアが発生します。アンモニアは脳にとって毒性があります。アンモニアは肝臓で処理されますが、それには多くのエネルギーを消費するため、エネルギーの無駄使いと言えます。
乳酸もエネルギー源とは・・・
糖新生では脂肪やタンパク質以外にも乳酸もエネルギー源とし使われます。乳酸をエネルギー源にすると、その代謝に多くのエネルギーを消費します。エネルギー源を確保するのに多くのエネルギーを使うという本末転倒な気もしますね。糖新生で血液中の糖を補うというのは、効率の悪いエネルギー調達法と言えるのではないでしょうか?
三大栄養素のどれからもエネルギーは作ることができますが、糖以外はエネルギー産生効率が悪く代謝産物のゴミを多く出すことから、普段使いのエネルギー源には向いていない。
あくまでも非常時に使えるエネルギー源として見ておく方がいいでしょう。
本日はこのくらいにしておきますね。
最後までありがとうございました。
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