糖質を気にするより油脂を気にするべき

治療室のぞみでございます。
まだまだ朝夕は寒いですね。
布団から出るのが惜しい今日この頃。

最近は糖の話しをよく書いています。
生命体の基本的な部分でとても重要ですからね。

糖は生きる為に必要不可欠にもかかわらず、なぜか悪く言われることが多い。

この辺の誤解を解くために、食物から摂った糖がどのような過程でエネルギーに変わり、この糖が使えず高血糖になってしまう原因がどこにあるのかについて書いていきます。

糖の代謝と高血糖の本当の理由を知らないと、どのような健康法を試しても功を奏しません。
そして、病気や怪我も治りにくくなってしまいます。

世間一般に多くの人は、

「甘い物(糖)は身体に悪い」

ではないでしょか?

その理由は、

太る、依存性がある、血糖値が上がる、糖尿病になる

など色々。

確かに間違いではないでしょう。

私は数年前まで、厳密ではありませんが糖質制限に近い食習慣をやっていました。
でも、ある日を境に止めたんですよね。

そして、糖質制限から糖質摂取へ転換。

糖質制限を止めた理由は、体が糖をエネルギーに変換する仕組みを理解できたからです。

その仕組みを知ると、糖質を制限しない方のがメリットが大きいのです。

食べた糖質がエネルギーになるまでの流れ

食べた糖質はブドウ糖にまで分解され腸から血液中に入ります。血液中の糖は全身の細胞に取り込まれ、そこでエネルギーが作られます。

細胞内では2通りの方法でエネルギーが作られます。

酸素が無い場合は細胞質内の解糖系で。
酸素が有る場合はミトコンドリアで。

無酸素解糖系
有酸素ミトコンドリア系

この二つはエネルギーの産生量に違いがあります。

解糖系では2ATPの量に対して、ミトコンドリア系では36ATPも作られます。

因みにエネルギーのことをATPと言います。

見ての通り圧倒的にミトコンドリア系の方がたくさんエネルギーを作れるのです。
効率の良さではダントツでミトコンドリア系です。

解糖系とミトコンドリア系、二つの違う代謝経路を持っているのは、それぞれに適した役割があるからなのでしょう。

エネルギー産生量の多さを考えると、メインとなるのはミトコンドリア系なんでしょうね。

しかし、現代人はミトコンドリア系の働きが悪い。
だからエネルギー産生量が増えない。
エネルギー産生量が少なきゃ新陳代謝も上がらない。

低体温だったり、風邪を引きやすかったりするのはそのためでしょう。

ミトコンドリアの代謝にはある酵素が必要です。

その酵素がブロックされると糖の代謝は止まってしまう。

エネルギーを作る過程で止められてしまえば、使われなくなった血液中の糖は余ってしまう。

そして高血糖。

この時にブロックされる酵素とは、ピルビン酸脱水素酵素です。

前に記事にしたと思いますが、この酵素の働きを止めてしまうのは多価不飽和脂肪酸です。
普段、料理で使われている油や、加工食品などで使われている油に問題があるのです。

これらの書籍に詳しく書かれています。
「病は「リポリシス」から」はもう売っていないかな?
これに変わる新しい本が出ているので、そちらを読んでみるのもいいでしょう。

この他に、ランドル効果によっても糖のエネルギー代謝が働かなくなります。

これも記事にしています。

簡単に言えば、エネルギー材料に糖ばかりを使っていれば、脂質があっても脂質は使わず、エネルギー材料に脂質ばかりを使っていれば、糖があっても糖は使わないというもの。

現代食みたいに油脂類が多い食事だと、エネルギー代謝が脂質に切り替わっている可能性が高いですね。

これら体のシステムを知ると、糖が悪いというより脂質の方に問題があるというのが分かるのです。

本日はこれにて終わりにします。

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