花粉症の原因と対症療法

愛知県江南市にある「自然派・治療室のぞみ」です。

今回は花粉症について書いていきます。

花粉症にやられている人が増えてきましたね。
その割には、以前よりも鼻グシュグシュで涙がポロポロの人が減ったような気がします。

それはコレを服用している人が多いからかな？

抗ヒスタミン薬

私も自然療法に関わる前は、蕁麻疹で2年間ほど服用したことがあります。劇的に痒みが治まるので長期間服用していました。

抗ヒスタミン薬は蕁麻疹や花粉症を治しているわけではないけど、症状を止めるから楽なんですよね。

花粉症の人がまともに症状と戦っていたら、とても仕事にならないでしょうし、学生なら勉強していられないでしょう。だから場合によっては必要な薬なのかなと思ったりします。

でも、本当に治したいのであれば、こういった安直な手段を使うべきではないと思います。薬物で症状を止めれば止めるほど、本当の治癒は遠ざかることになるからです。

同じ花粉が漂う空間にいるのに、花粉症になる人とならない人がいるのはなぜでしょう？

それは感作性の違いにあります。
花粉症の人は花粉に対する感作性が高くなっている状態です。

本来、鼻水や涙が過剰に出る症状は異物に対する排泄症状で体がせっせとゴミ出しをしているわけです。

そのゴミとは主に花粉ですが、感作性が敏感でなければ過剰な排泄症状は出たりしません。花粉症の人は元々異物に対して反応しやすい体の状態にある可能性が高いと言えます。

その原因を作っているのはおそらく

「終末脂質過酸化産物」

略してALEsと言われています。
たぶんネット検索しても出てこない。

ALEsとは、過酸化脂質とタンパク質が結合したもので、元々体には存在しないものです。体の中に存在しないものは異物になるため免疫が刺激され反応します。体内に免疫反応を刺激する異物が多くある人は、外からの異物に対しても過剰反応してしまうのでしょう。
特に現代の花粉はPM2.5などの大気汚染物質も付着していますから余計に。

話を戻して「終末脂質過酸化産物」とは何か？

終末脂質過酸化産物ALEsは、過酸化脂質とタンパク質が結合したものです。その元になっているのは多価不飽和脂肪酸です。別名、プーファといわれるもの。

花粉症に限らずアレルギーのある人は、その原因には多価不飽和脂肪酸の問題があり、終末脂質過酸化物の問題があるのでしょう。

花粉症の辛い症状に対して、対症療法が必要な時もあるかもしれません。でも、できることなら薬ではない方法で治めたいところ。
もしアレルギー体質を根本から治したいのであれば、やはり食習慣から見直していく必要があるでしょう。時間はかかりますけど。

薬以外の対症療法としては、鍼灸がいいかもしれません。

あと、鼻うがいもおススメです。
花粉症そのものを「治す」効果はありませんが、症状を緩和するのには役立つと思います。

私自身も8～９年前から毎朝欠かさず続けています。

もうこれが無ければスッキリした朝は迎えられません！外泊する時以外は、欠かす事のできない私の朝のルーティーンになっています。

鼻洗浄に関しては薬局で売っているような薬剤付きのキットもありますが私はお勧めしません。特に薬剤を使っての鼻洗浄は長期的にはやらない方がいいと思いっています。

習慣化して長期でやるなら、インドのアーユルベーダで使われるネティーポットを使うのが一番です。

ネティーポットとはこんなやつ。